「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」が全力で面白い件について
先日鍵っ子ブログさんで紹介されていた「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」というラノベが気になり、今日買ってきました。
とりあえず触りだけでもと思って読み進めてみるとこれがまた予想以上に面白く、気がついたら最後まで読み切っていました・・・買ったその日に読み終わったラノベは久しぶりです!
あまりに面白かったので、ちょろっと感想を。(ネタバレちょっとアリ)
京介お兄ちゃんの頑張り物語
あらすじは以下のとおり
俺の妹・高坂桐乃は、茶髪にピアスのいわゆるイマドキの女子中学生で、身内の俺が言うのもなんだが、かなりの美人ときたもんだ。けれど、コイツは兄の俺を平気で見下してくるし、俺もそんな態度が気にくわないので、ここ数年まともに口なんか交わしちゃいない。キレイな妹なんかいても、いいことなんて一つもないと、声を大にして言いたいね(少なくとも俺にとっては)!
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だが俺はある日、妹の秘密に関わる超特大の地雷を踏んでしまった。まさかあの妹から“人生相談”をされる羽目になるとは──!?
妹の秘密とはズバリ「オタク趣味を持っていること」。
この、人には言えない趣味を誰とも分かち合えず寂しい思いをしている妹と、そんな妹が、大嫌いなんだけどほっておけない兄とのぎくしゃくしたやり取りがたまらなく愛おしい!
妹にとにかく毛嫌いされている兄が、何の見返りも無いのに困っている妹に手を差し伸べようとする姿ときたら!!そんな暖かさが詰まった素敵な内容です。
自分には妹はいないのでこれがリアルな展開なのか、都合のいい展開なのかはよく分かりませんが、それでも兄貴がいる身としては、「こういう関係」が当たり前であってほしいと願わずにはいられません。
ちなみにうちの兄貴はすごいイイヤツです。(ぉ
突っ込みや会話のテンポはまるで涼宮ハルヒの憂鬱のよう
主人公である兄の一人称視点で語られていく本作ですが、この主人公、かなりキョンとキャラ被りますね。
「平凡が一番」等と冒頭で語り、ラストでもう一度同じ内容を言いつつも心境の変化を垣間見せるあたりは「パクリか!?」と思うくらい!w
主人公の突っ込みや会話のテンポもハルヒと同じように軽快で、とても読みやすくギャグセンスの切れる内容でした。